dp: VMwareアーカイブ

VMwareの最近のブログ記事

VMWARE ESXi で仮想マシンのバックアップを取る場合、データストア参照からフォルダごとダウンロードすれば一番簡単にできるのだけど、Flat形式にして、仮想マシンのDiskを200GBなどにしたら、実容量分の200GBの空きが必要になる。 はっきりいって、これは無駄。

 

そこで、 VMware vSphere Clientを用いて OVAかOVFファイル形式にエクスポートするといい。

 

VMWare vCenter standalone  を使い、 

「OVFファイルのエクスポート」

「ova」 もしくは、 「ovf」を選択しOKをおす。

 ※OVAは単一ファイルになり、OVFファイルはファイルとフォルダ形式の複数ファイルになる 

   設定情報を修正したい場合はOVFのほうがXML形式で多少やりやすい。OVAはOVFを

   tarで固めただけらしい。

 

VMWARE ESXiにインポート(別マシン)

 

OVFTOOL をつかってコンバートしないとだめなんです。 VMWAREConvertorがVMXファイルを認識してくれないのですよ。

 

VMWARE Workstationnなどをいれると 勝手に OVFTOOLというフォルダができますし、

VWAREのHPからもDL可能です。

 

コマンドラインになり、Pathが通っていいないので、 ovftoolフォルダごと OVFファイルのあるフォルダにコピーしてしまうのが楽。

c:\> ovftool.exe VMXファイル名 OVFファイルの保存名

で変換がはじまり、

Completed successfully

で終了。

 

このあとは、 VMWARE Convertor で ファイルを選択してコンバートするば動きます。

 

 

 

 

VMWareのP2V(物理サーバから仮想化)のメモ


Redhat, CentOSの物理サーバをVMWareのP2Vをするときダイタイうまくいかない。
問題によってパターンわけしてしまえばそんなに難しいことでないので、そのメモを書いておきます。


使うのは
VMware vSphere Hypervisor5(無償版 旧ESXi)
VMware cCenter Converter Standalone 5.0.0
Acronis Trueimage Home 11(旧製品 2011以上ではうまくいかない)
 Boot用のDiskを作成してそれを使う。


但し書き、
Linuxでも、VMware cCenter Converter Standalone 5.0.0でもP2V機能はあるんだが、なんか一回も成功した試しがない。そこで、いつも バックアップイメージを作成してからVMにコンバートしている。


いままで、 DELl Poweredge 750, PowerEdgeR200, R300, PowerEdge 1850, 1950で成功している。 Diskがどのように接続されているか が問題で、
/etc/modprobe.conf  をメモしておくといい

例:
alias eth0 tg3
alias eth1 tg3
alias scsi_hostadapter mptbase
alias scsi_hostadapter1 mptsas
alias scsi_hostadapter2 ata_piix

とか、
alias scsi_hostadapter megaraid_sas
alias usb-controller ehci-hcd
alias usb-controller1 uhci-hcd

のようになっている。

 

●Acronis Trueimage Home 11でバックアップ

CDで起動させ、すべてのパーテーションにチェックをいれて tibファイルにするのだけど、USBのDiskを接続してバックアップをする場合USB1.1と認識されることが多くものすごく遅い。 そのため、WindowsPCやNASなどのネットワーク共有Diskにバックアップする方法がいい。

オプションからネットワーク設定をして、DHCPか固定IPをいれてNICを認識させるておくといい。

この場合 バックアップの保存先を

//192.168.1.11/share/webserver.tib

(ただし192.168.1.11はNASのIP)とすると ID, Passの認証が有る場合は出てくる。

保存をしてこのまま1、2時間待つ。Diskの大きさによるが、クラスタレベルのバックアップをしないかぎり、圧縮もきくので、Disk容量よりもかなり小さくてすむ

バックアップに成功しましたと出たら、 電源をきり、LANケーブルなどは抜いておく。再起動してIPがぶつかるのは防ぐため。

 

●VMware vCenter Converter Standalonでのコンバート

起動して マシンの変換 を押す

ソース: バックアップイメージ、 サードパーティ仮想マシン
仮想マシンファイルは、さきほどの webserver.tib を選択

ターゲット VMWARE Infrastructure 仮想マシン
サーバ情報 IP
ユーザ xxxx
パスワード xxxx

名前 webserver

データストア internal(Diskの名称) Version は7.

ネットワークを必要に応じて
 接続するネットワークアダプタの数 1
 NIC1 VM Network

メモリ
 この仮想マシンにわりふられたメモリ 256MB
 となっているが少ないので、 2GB程度にする。

これでコンバートが完了するまで待つ。 Diskの大きさによるが、15分程度から3時間くらい。

●VMware vCenter Clientで接続

電源OFFの状態で 仮想マシンができている。

ここで、電源をいれると 起動できない 
 error not support image..
 Error loading operation system  などがでる。
 これは、 Grub がMBR(マスターブートレコード)に書かれていないためだとおもう。

余談ほかには、64bitの物理サーバを32bitでしか対応していないVMWAREのSERVERにいれようとすると起動しない。 この場合は 64Bitに対応したCPUであれば、Biosで変える。対応していない安価なCPUの場合は 残念ながらP2Vできないので、違うVMWAREサーバを用意するしかない。


 error not support image.. の場合に話を戻すと、
起動しないので、RedhatのCDから起動させる。起動用CDをつくっている場合はいいが、普通つくっていないので。。。

Redhatの場合は、RedhatのRHNからインストール用isoイメージをダウンロードする。(CentOSをつかっている場合はCentOSのインストール用iso)

このときに、
物理サーバの

/etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux ES release 4 (Nahant Update 4)

 uname -a
Linux c-db00 2.6.9-42.ELsmp #1 SMP Wed Jul 12 23:32:02 EDT 2006 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux


などとして Versionと 64Bitかどうかをチェックしておく。
上記の場合は Redhat4ES で64Bit であるので Redhat 4.8 ES 64bitのisoインストールDVDをDownloadしておいた。
このisoイメージをそのまま

VMware vCenter Client で、 サマリ のデータストアでDisk名を
右クリックしてデータストア参照して、
OSなどというフォルダをつくって、アップロードしておく。


さきほど webserver のVMの設定に戻り、
仮想マシン設定の編集
をして
CD/DVDドライブ1 をクリック

データストア ISOファイル を参照して さきほどのISOファイルを指定する。
このときに パワーオン時に接続にもチェックをいれONにする。

これで、 三角の電源ONをいれても、 VMWAREのBiosは BootシーケンスがCDが1番になっていないので、同じようにerror not support imageがでる。

しかし、VMware vCenter Clienterでのリセットとコンソールを行き来してもなかなかうまくF2でBiosにはいれない。 そこで、 CTL + ALT + DELのリセットをしたいが、VMware vCenter Clienterではキーの配置がちがって
CTL + Alt + Insert
である。
CTL + Alt + Insert 押し、すぐ F2 をおして、Biosに入り、

Bootのところで、CDROM を一番上にもっていき、BiosからExitして再起動

Redhat のインストールが画面がでるので、

lilo: linux rescue

として レスキューモードで起動して、 Langの選択、 Keyboardの選択、ネットワークはNoでいいとおもう。 それで Rescueモード はContinueを選択する。

そのあと、 HDDにあるイメージをルートにするために 
chroot /mnt/sysimage/
を実施する。

ここで、 
/etc/modules.conf に
alias scsi_hostadapter mptscsih が有る場合とない場合に分かれる。
(SCSIコントローラーが"LSI Logic"の場合 )

もし、SCSIコントローラー が"Bus Logic"の場合 は
 alias scsi_hostadapter BusLogic があるかないかになる。


●alias scsi_hostadapter mptscsih が有る場合

/boot/grub/device.map
をみて、/dev/sda の記述あればそのままでOK
ない場合、変更 /dev/hda => /dev/sda
にする。

そして、MBRにGrubをインストールするために
/sbin/grub-install /dev/sda

を実行する。 これで終了。
再起動するが、このときに、 仮想マシン設定の編集をしてCD/DVDドライブからCDをはずしておく。 これで再起動する。

うまく立ち上がるはずで、Kudzuが入っている場合は、ハードウェアの変更を自動的にみつけてくれるので、 これに従う。
特に、Networkは再設定が必要なので、ここでIPをいれておくと楽。

もし立ち上がらない場合は、ダイタイはKernelPanicをおこしていることが多い。その場合は、
alias scsi_hostadapter mptscsih がない場合と同様に対応する。

●alias scsi_hostadapter mptscsih がない場合


/boot/grub/device.map
をみて、/dev/sda の記述あればそのままでOK
ない場合、変更 /dev/hda => /dev/sda
にする。


/etc/module.conf

を変更する。

alias scsi_hostadapter mptbase
alias scsi_hostadapter1 mptscsi
alias scsi_hostadapter2 mptsas
alias scsi_hostadapter3 mptscsih

を追加する。scsi_hostadapter???がほかにある場合はコメントアウト。


初期RAMイメージの再作成をする
■現在イメージのBackupをつくっておく。
OS環境により記述が変わりますが、initrdから始まるもの。 複数有る場合は現在つかっていたやつ。 2.4.21-4の場合。

  # mv /boot/initrd-2.4.21-4.EL.img /boot/initrd-2.4.21-4.EL.img.org
  # mv /boot/initrd-2.4.21-4.ELsmp.img /boot/initrd-2.4.21-4.ELsmp.img.org

そして、 初期RAMイメージの作成
  # mkinitrd -f -v initrd-2.4.21-4.EL.img 2.4.21-4.EL
  # mkinitrd -f -v initrd-2.4.21-4.ELsmp.img 2.4.21-4.ELsmp


となる。 2.4.21-4の場合ですが、それ以外の場合は数字をそれにする。
これでRAMイメージができる。
そして最後にMBRにGrubをインストールするために
/sbin/grub-install /dev/sda

する。これで終了。
再起動するが、このときに、 仮想マシン設定の編集をしてCD/DVDドライブからCDをはずしておく。 これで再起動する。

うまく立ち上がるはずで、Kudzuが入っている場合は、ハードウェアの変更を自動的にみつけてくれるので、 これに従う。
特に、Networkは再設定が必要なので、ここでIPをいれておくと楽。

以上。