今日は、ライフデザインさんのマンションリフォームセミナーを聞きに、新宿パークタワーに行ってきました。
セミナーの概要は以下のとおり。
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・ライフデザインは良質リフォームの会というところに所属している。そこでは、リフォームに携わる団体が、マンション、一戸建て、水回りなどジャンル分けされて登録されている。
・日本のマンションの供給数は、戦後右肩上がりに増えている。古いマンションは建て替えるのもまとまらず、築年数30-40年の物件は年を追うごとに増えている。
・建築基準法は、1981年に改正があり、耐震基準に変更があった。しかし、阪神大震災のデータで、81年前後のマンションの損害状況を比べても、大差はない。(ただし、大破した物件ははやり81年以前の物件の方が多い)
・鉄筋コンクリートで作られたマンションは、実際、地震に強い、家事に強い。メンテナンスさえちゃんとしておけば、70-80年は使用し続けられる。
・メンテナンス、リフォーム(リノベーション)するならば、プロの目を借りて、本当に必要な個所を行うのが良い。
・リノベーションをする際には、第一に、ライフライン(水道、ガス、電気、壁面、床など)を新築と同様なものに変えることが絶対。仕上げは二の次。
・リノマンション(リノベーション+マンション)は、ここ2、3年で問い合わせがとても多い。以前は、リフォームと言えば、クロス張り替え、トイレの交換など部分が多かったが、劇的ビフォーアフターなどの影響もあって、施主の生活状況に合わせて間取りごと仕切りなおしてしまうようなスケルトンが多くなった。
(1)ライフライン更新 水道・・・以前は枝分かれ配管という、一つの鉄管からキッチン、風呂場など必要なところへ分岐、枝別れさせて供給していた。しかし、鉄管がさびたり、水圧が一定しなかったり問題があった。 今はヘッダー方式という、センターからそれぞれの箇所に排水するシステムが主流で、傷んだ箇所の修繕もしやすい。
電気・・・以前はは電線を施工現場で切ってつなげてと職人の手作業が多かったが、それだと人的ミスが少なくなかった。今は、ユニットケーブルという、物件ごとに工場でケーブルユニットを作成してそれを設置するようになってきている。回路も10回路位に増やす。
ガス・・・ガス管も古いものから新しいものへと取り換える必要あり。
(2)住宅性能の更新 断熱処理、断音処理、サッシなどは管理組合に説明すれば交換がOKな場合もある
(3)自分仕様なレイアウト 家族構成などによって、レイアウトを変える。動線をポイント。
(4)最先端のデザイン 施主の好み
・ちなみに、例にあげていた白金台の100m2のマンションのベースの工事代金は6650,000円。(高い!)
・中古のマンションを買う場合は、日本インスベクターズ協会など第三の目からの意見を聴くことがお勧め。
・7/2にちにリノベーション推進委員会というものがリクルート主導で設立される。その団体はリフォームを5段階のレベルに分けて、それぞれの基準を決めようという目的がある。